栃木精工株式会社(本社:栃木県栃木市、代表取締役社長:川嶋大樹)とインテリジェント・サーフェス株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役:切通義弘)は、栃木精工の持つ医療用注射針製造技術と、インテリジェント・サーフェスの保有する革新的生体親和性材料「MPCポリマー」を掛け合わせ、新規注射針開発に向けた事業提携を行います。
栃木精工株式会社は「創意・誠意・熱意」を社訓として掲げ、社会に必要とされる製品の開発、技術の研鑽に日々精進しております。国内シェア約5割を誇る歯科用麻酔針をはじめとする注射針の他、カテーテルや医療用コネクタ等、多くの製品群の製造をはじめ、針の技術を応用した精密パイプの加工、ハイブリッド車やブレーカーの電力を制御する役目を果たす磁気センサーシールド(パーマロイ)の製造を通じ、全社員一丸となって社会に貢献できる企業を目指しています。
インテリジェント・サーフェス株式会社は、革新的生体親和性材料「MPCポリマー」を開発する東工大発・東京大学発ベンチャーです。MPCポリマーは生体親和性やタンパク質非吸着性、血液適合性のほか、超親水性、防曇性、潤滑性、セルフクリーニング機能など、極めてユニークな特性を機器表面に付与することができます。さらに、このMPCポリマーをガラスやチタン、ステンレス、シリコーンゴムなどの様々な基材に対して適切な構造にカスタマイズして合成する技術や、基材表面とMPCポリマーとの密着性向上に、独自の前処理方法やコーティング技術の開発にも成功しています。
栃木精工の注射針製造にインテリジェント・サーフェスの「MPCポリマー」を活用することで、従来の製造手法では実現できなかった課題を解決できることが見込まれます。例えば、注射針端面及び端面内部へMPCポリマーのコーティングを行うことで錆のリスクを抑えると共に、 安定した品質と注射針を介して投与される希少薬液の液だれ防止注射針が得られます。
今後は、両社の連携による、より高付加価値なプロダクト開発について共同で検討を進めていきます。
なお、本事業提携は、経済産業省関東経済産業局の「中堅・中小企業とスタートアップの連携による価値創造チャレンジ事業」への参画を契機として、スタートしています。
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seizou/startup_challengejigyo.html(関東経済産業局HP)
事業提携に関する詳細はこちらから
■ 栃木精工株式会社 会社概要
代表取締役社長: 川嶋 大樹
所在地:栃木県栃木市平柳町2-1-5
URL: https://www.tochigiseiko.co.jp/
■ インテリジェント・サーフェス株式会社 会社概要
代表取締役 切通 義弘
所在地: 千葉県柏市柏の葉5-4-19 東大柏ベンチャープラザ305
URL:http://intelligent-surfaces.co.jp/
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https://www.pref.tochigi.lg.jp/f01/houdou/houdou/20220127kachisouzou.html(栃木県HP)
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/seizou/matching_3go.html(関東経済産業局HP)